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履歴書や面接ですぐにこたえられるようにしておくべき志望動機 その3<2つ目 志望業種>

◆3.「2、なぜその業界(業種)なのか」を決める

どんな業界で働きたいのか決まっている人はこのパターンです。

「業種」とは「どのようなサービス・商品を提供して経営している会社か」をあらわしています。

リクナビやマイナビの職種において、医療、教育、アミューズメント、旅行、マスコミ、IT、アパレルなどがそれにあたります。
ちなみに公務員というのも業種扱いされます。
公務員の場合は細分化するとまったくサービス内容の異なる、学校職員、地方公務員、国家公務員などなるわけですが、ざっくりと「税金で行う/国民や市民のためにおこなう業界」というわくになります。

業種はどんな業界・何で利益を上げる業界で働くかということになります。
職種よりも、具体性がぼやけます。なぜその業界か、と聞かれると、きちんと理解できているかできていないかがはっきり出るのが、この「業界」です。
そのため、入りたい会社、やりたい職種があるのであれば、それを実現できる業界はどんな業界があるのか、業界の内容はなにかを、学習する必要があります(「業界研究」と呼ばれます)
あいまいなイメージだけで選考に来てしまうと以下のようなパターンが起こります。

学生「マスコミ業界で働きたいです。その中で出版業界を目指しています。発信していきたいからです」
人事「広告業界ではだめですか?放送業界という手もありますよ?」

ひとことでマスコミ、といってもいろいろな業界があるということです。
上記の例では「なんか、マスコミ、という単語にあこがれを持ってきただけなのかな」と思われてしまいます。

この時点で、おしまいです。この会社の営業とは何をするのかもわからずに来ている、ということになります。
つまり「準備もしていない」「ということは志望度も低い」「そもそもやれることとやりたいことが違うからアウト」となります。

「マスコミ業界で働きたくて、出版業界を目指していて、その理由が発信したいから」のであれば、以下のようなことを明確にしましょう。

→「なぜ、マスコミか」=発信したいから?世の中に影響を与えたいから?不特定多数を感動させたいから?
→「出版か」=本が好き?雑誌が好き?本にかかわりたいから?
→「その業界に興味があるなら社会における現状は理解しているか」=紙媒体は売れづらい?どんな売る努力がされている?Webと紙の共存は?どんなITの試みでカバーされている?

もし、働きたい業界が明確になっているのであれば、上記のように具体的に考えてみましょう。
ざっくりと「業界」でくくられていても、もっと細分化できます。マスコミ→出版→専門誌→業界専門誌などできる限り、つきつめて伝えられることで、その人がどんなことをしたくて目指しているのかがわかります。

こういうと、「最初からそこまではっきりした目標なんかないよ」という人もいます。
でも、受ける会社が決まったのであれば、その会社が「つきつめるとどんな業界といえるのか」は考えることができるはずです。
帰納法でもよいので、後付けでもよいので、考えることが大切です。
「御社で働くために、ここまで勉強しています」、そうした努力が伝わることが大切です。

考えること、悩むこと、頑張ることを避けること、その口実をつくらないようにしてください。

そして、実際に自分がその会社に入って「希望する業界で働くことで、どんな喜びややりがいを感じる人間なのか」を語れるようになることが「志望業界」を伝えるうえで大切です。

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