■フリーランスにとって年に一度の大イベント
会社では各部が分かれており各々で業務を遂行しているので、エンジニアは開発にのみ集中して着手していれば良かったのですが、フリーランスになれば当然本質的な部分以外も自分で処理しなければなりません。
フリーランスならではの充足感に満ち溢れていた気持ちが一気に覆されると言っても過言ではないのが税金に関する事柄であり、特に確定申告の時期でもある例年2月から3月にかけては気分が重いフリーランスが多いです。
■フリーランスにとっての確定申告
そもそも確定申告というのは1年間分の収入額と支出額、控除額という情報から所得を表して税金を確定化させるものを指します。
ただでさえ複雑な様式になっている上に一言で確定申告とは言っても白色申告や青色申告があり、各々で優遇措置の有無が異なるといった違いもあり厄介です。
ただし、既に軌道に乗っていてやるべき案件を多数抱えているといった際には、本業の開発の他に税金の計算や処理に費やす事ができる時間が確保できないというエンジニアも少なくありません。
■その1.クラウド型会計ソフト
そこで、少しでも作業の負担を軽くさせたいと考えているのなら、昨今大きな人気になっているクラウド型の会計ソフトを使用してみると良いでしょう。
処理が円滑でわかりやすいのは当然のことながらボタンを一度押すだけで決算書の作成まで行ってくれますし、最終的な提出に至るまで一連の流れを誘導してもらえて単純明快です。
■その2.税理士へ依頼する
一方、クラウド型の会計ソフトでさえも使用して作業を行う時間的余裕が無いのなら、税理士に依頼し普段から税金に纏わる全ての事柄を任せてしまうのも良い手段です。
税金のプロだけあり、一般的になり始めてまだ日が浅いフリーランスエンジニアという比較的新しい働き方でも、あらゆる実例を元にして処理をしてくれるので頼もしいです。
■その3.自分で作成、申告する
そして、確定申告や税金の扱いも含めて全て自分で済ませたいという方は、確定申告の中で2つある白色申告と青色申告の中から一方を選定する事になりますが、フリーランスエンジニアにとって相性が良い青色申告を選びましょう。