⑫ゼミ・研究分野
「もし、今の研究分野と関係なさそうな志望業界、職種ならチャンス!」な項目です。もちろん、一致してるなら、間違いない。
では、なにが、チャンスかというと、一致してたらどんな会話をするでしょうか。
採用担当「こんな研究してるんですね。具体的に教えてください(なんとなく、わかっていることが多い)
受験者「(説明)」
採用担当「それで当社なんですね(場合によっては、浅いとかえって、レベル低いかな?おかしなこと言ってるぞ?と勘ぐられる)」
という流れでしょう。
では、関係なさそうなら、どんな会話になるでしょうか。
採用担当「こんな研究してるんですね。具体的に教えてください(自分の会社に関係のない分野なので、ほんとうにわからない)」
受験者「(説明)」
採用担当「それで当社なんですね!」
という流れになる。
つまり、相手のフィールドじゃないからこそ、自由に話せるし、会話の量も増えて時間を使うことができるのだ。
だから、文章でムリに「違うフィールドに見えますけど、実はつながっていて、、」などという説明も不要。
面接での話題となるため、その種まきにしたほうがいい。
そして、もちろん、志望と一致しているような研究であれば、そのまま書いて
「ああ、この人は研究の延長線上にウチの会社で働く、ということがあるな。どんな仕事か理解して入ってきているな。仕事に慣れてがんばってくれそうだな」と、思わせてしまえば良い。
うまく利用したい欄である。
⑬志望動機
志望動機は
「やりたいことが、この会社につまってます!
っつーかまじココしかぴったりのところ無いっす!
だから働いたらチョー意欲的に働くと思うっす!」
ということを伝える項目です。
当たり前だが、重要な項目。
私が過去に履歴書を書く時に、意識した「3点セット」は、今、こうして採用担当をやっていても、やはり有効だったと思う。
それは、
1、なぜその仕事(職種)がしたいのか
2、なぜこの業界(業種)なのか
3、なぜこの会社なのか
である。1と2は、書き方によって順番が前後するであろう。3は3つ目に語るのが間違いない。
そして、この3つを、書くと、それなりのボリュームになるので、あまりに少なくペラペラな内容になることも、少なくなる。
また、3について書くとなると、ある程度、その会社を知らないと書けない。
もし、自分の中の会社への理解が足りなければ、必然的に調べなくてはいけなくなるのも、メリットだ。
また、こう書くと「そんなの当たり前じゃーん」と言いたくなるかもしれないが、それでも、これを書いて来ていない人がすごく多い。
そして、職種のこと、業種のこと、特に会社のこと、を、調べるのが浅すぎる人が多い。
ポイントは、皆さん、調べてないのではなく、「浅すぎる」のである。
だから、面接ですこし聞くと、すぐにわからない顔になって、黙ったり、顔を真っ赤ににして、とりつくろうことになる。
マニアになる必要はないが、最低限調べなくてはいけない、その最低限にたどりついていないまま、面接に臨んでしまう。
ぜひ、この3点セットは、履歴書を書く際に、意識してほしい。
ざっと読んでおくのは良い。内容に振り回されて正直に書けなくなるのはよくない。