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7. 初対面の印象1「身だしなみから企業はなにを見ているか」

企業に行く!となれば気になるのは、その、身だしなみ、ではないだろうか。
服装、格好、身だしなみ。色々な言葉でそれは表現されるが、要するに「見た目」だ。

「当社は外見ではなく中身で判断します!」

という会社はもちろん多いが、正確には

「中身で判断します。でも外見もやっぱり気になっちゃいます!」

が正しい。

とはいえ、採用担当は単なるファッションチェックをしているわけではない。

 

■外見からチェックされているところ3つ!

1清潔感があるか

→ 一緒に働く仲間への影響。会社のイメージへの影響

2.常識ある服装か

→ 一般的な常識のあるなし

3.自己表現が過多ではないか

→ 協調性を無視しないかどうか

そして、これが志望する業界によって、重要視される比重が変わってくる。

たとえば、金融などであれば1.や2.が重要視されるだろうし、ファッション業界であれば3.は「過多」な方が良いかもしれない。
これは、自分が目指す会社の募集要項や、サイトにある先輩社員紹介などを見て、分析しなくてはいけない。

たとえば、初対面の例ではないが、ファッション業界のある会社は、最終選考で「私服で来てください」と言われる。そこにスーツで行くと、その時点でNGとなるそうだ。

安易に「私服OKと書いてあってもスーツで行けば間違いない!」という専門書は多くあるが、皆さんが面接、つまり

会話する相手は、就職活動の専門書ではなく、企業であることを忘れてはいけない。

 

■私が経験した例

私の会社はIT企業で、説明会も選考も採用担当がジャケットを着ず、ノーネクタイに半袖Tシャツ。
人事以外は、ビジネスカジュアルで歩いている、という状態である。

そのときは夏で暑いので「社内クールビズです。ネクタイやジャケットは不要です」と書いておいた。

そんな中、ある参加した学生は、ジャケット、ネクタイ、汗ダラダラ。

当たり前。

せめてトイレで拭くなり、身だしなみを整えれば良いが、そうしたこともしない。

実際、就職活動は道中もいろいろなことが起こる。電車遅延などのトラブルである。
そうなると予定していた余裕の時間もなくなることがある。
身だしなみへの気遣いをしろというのも無理な話だ。

とはいえ、これでは私服ではなくわざわざスーツにネクタイを着けてまでより良く見せたいという目的はすっ飛び、むしろ清潔感のなさが際立ってしまう。

 

■何気ない行動からこんな見られ方をする可能性も…

上の例のように、良かれと思って着たスーツのせいで、身だしなみへの気遣いが消えてしまっては本末転倒だ。

これでは、「周りの状況を判断せず、皆がやっているからやるだけ」です、と言っているようなもの

自分で考えて、決断して行動するのは苦手です、と言っているようなもの。

服装とはそこまで見られてしまう、ということを伝えた上で、あくまで、一般的な服装、身だしなみのポイントを、この後つたえていく。

これをやれば完璧!というものではない。こういうところを、こんな見られ方しますよ、というポイントだ。

 

 

 
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