LinuC(リナック)とLPIC(エルピック)の違い ※LPICではなくLinuCになる理由をLPI-JAPANに電話で聞きました!

  • 2020-04-20
  • 2020-04-18
  • IT
  • 360view
IT

■そもそもLinuC(リナック)ってなに?

Linux技術者認定試験です。

日本に適した、Linux技術レベルを認定する資格試験となり、最新の技術や市場ニーズに対応した内容です。

って、これだけ見たら「日本に適した」以外は、LPICと変わらないです。

この、点数ごとのレベル分けも、LPICと変わらないです。

ということで、LPICを知っている人は、LinuCの存在を知り、混乱します。
LPIC、まだピアゾンで受験できちゃうんですよね。

なんでだろーうなんでだろー??♪

■LPICは「ぶっちゃけ」なぜなくなるの?

サイトを見ると以下の記述があります。

LPICは世界中の国や地域を対象とした試験のため、各国のニーズの違いに対応できず、日本の市場が求める技術変化への即応や高い品質と受験者に寄り添ったサービス提供に対応することが難しいという現状があります。
今回、LPI-Japanが従来のLPICに加えて、独自のLinux技術者認定試験「LinuC」を発表する目的は、これらの日本の市場が求めるニーズに応える認定試験を提供することにあります。
さらに「LinuC」ではLPI-Japan独自のITシステムを使用することにより、受験者の方々に受験登録から受験後まで、きめ細かなサービスを提供いたします。

<外部リンク:LPI-JAPAN「LPI-Japan、日本の市場に最適化した新たなLinux技術者認定試験「LinuC(リナック)」を発表」>

「対応することが難しい」?
どういうこと?

ということで、直接電話して確認しました。

 

■LPI-JAPANに電話して、LPICのなくなる理由をハッキリ聞きました!

私:

「一言でいうと、理由は何ですか?」

 

LPI-JAPANご担当:

「カナダにLPICの本社があるのですが、そことの
ライセンス契約でもめているためです」

「ピアソンVUE、で試験は受けられます。

これはカナダの、LPI.incが実施しているものです。

日本のLPI-Japan団体とは別団体です。

権利関係においての問題で、法的な解決に至ったときにピアソンVUEから日本で試験が受けられなくなる可能性もあります。
どんな展開になるのか分かりません」

 

……なるほど。
それなら、日本独自のLinux技術認定試験を作らなくてはいけないですね。
わかりやすい。w

 

■すでにLPICを持っている人の価値はなくなるの?

なくなりません。ライセンス履歴はLinuCを運営するLPI-JAPANで管理されます。

■LPICを持っている人はLinuCを受けなおさなくてはいけないの?

上でも書いたように、ライセンス履歴は残っているので受けなおす必要はありません。

・2018年8月までに受験して取得したライセンス

→申請することでLinuCの同レベルに移行できます。移行期間は決まっていません。

・2018年9月以降に受験して取得したライセンス

→半額でLinuCの取得しているLPIC同レベルの試験を受けることができます。

 たとえば、LPICレベル2を持っている方が、LinuCレベル1を受ける場合は、LinuCレベル2を受けなおす必要があります。

 その場合は、半額で受けることができるようです。

 

<外部リンク:LPI-JAPAN「LPI-Japanからの大切なお知らせ」>

<外部リンク:LPI-JAPAN「2018年9月以降にLPICを受験された方へ」>

 

■これから受けるならLPIC?LinuC?

絶対にLinuCを受けてください。

それが安心です。

 

■不明な点のお問い合わせは以下でご確認ください

<外部リンク:LPI-JAPAN「LPICを過去に受験された皆様へ」>

 

 

日本国内でのLinuxの技術者スキルのアピールにはLinuCを受けよう

最新情報をチェックしよう!