ALSとは、、筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう、英語: Amyotrophic lateral sclerosis)のことを言います。
意識があるまま、全身の筋肉に力が入らなくなっていく病気で、治療法がまだない難病です。
自分の力だけで呼吸することも困難になります。そのため、目だけをなんとか動かして、相手の持つ五十音表の文字を連続して見ることで、会話をすることがこれまでは主でした。
それが、ITで簡単になってきました。
「OriHime」というロボットです。
目を動かすだけで動体検知のカメラが、ソフトの文字盤にあるカーソルを動かし、決定し、文字を打つことができます。そして、読み上げてくれます。
また、その文字に合わせて、ロボットが感情表現もしてくれます。
子育てや単身赴任、入院など距離や身体的問題によって行きたいところに行けない人のもう一つの身体、それが「OriHime」です。
OriHimeにはカメラ・マイク・スピーカーが搭載されており、家や会社など行きたいところに置き、インターネットを通して操作できます。
OriHimeを操作することで、周囲を見回したり、あたりの人と「あたかもその人がそこにいるように」会話できます。
インターフェイスサポート機能の充実した、遠隔操作ロボットであるため、ALS患者のコミュニケーションツール以外にも、家に1人でいる子供の見守りや、学校に来れない子供との教育コミュニケーションツールとしても活用できます。
こうして、色々な人の生活がもっと、便利で豊かなものになるといいなぁ。
※参考:コミュニケーションロボット「OriHime」サイト